男は敵、女はもっと敵 Posted on 2014年1月9日 Leave a Comment 気に入り度 ★★★★☆ 作家再読度 ★★★★★ キャラ立度 ★★★★☆ 山本幸久さんの連作短編集、連作ならではの糸の絡め方が軽妙で一気に読み進めてしまった。昨年この作家に出会ってから次々読んでるのだが、とにかく登場人物に惹かれてしまう。なんだろ、老若男女あれこれみんなステキ、とはいってもカッコいいわけではなく、どちらかというとカッコ悪い方が多いのだけど、愛すべきヤツらなのだ。 文庫書き下ろしのそれも一節にしか登場しないアカコとヒトミが主役の「笑う招き猫」が読みたくて仕方ないのである。